気づきのすゝめ

書評中心に趣味など語ります

進撃の巨人から学ぶ。自立のすゝめ

こんにちは、平成の福沢諭吉になりたい、Yutoです。

 

最近は進撃の巨人のアニメを見直しているのですが、その進撃の巨人から、多くのものを学んだな、と感じ、つい発信せずにはいられなかったので、今回は、僕が進撃の巨人から学んだことと、他の漫画からでも、何かを学び取る方法論について述べます。

 

進撃の巨人は、ご存知の方も多いかと思いますが、登場人物達が、人を襲う巨人と戦う物語です。物語の構成自体も面白いですので、漫画自体も楽しめます。まだ読まれていない方は、是非読んでみていただきたいです。

 

物語に出てくる人々の大半は、巨人から身を守る人、壁の中(街を、巨人が侵入できないように巨大な壁で囲んでいる)で大人しく住んでいる人です。

 

一方、巨人の生態を調べることで、人類が巨人に勝利する方法を模索するため、巨人を捕獲し、調査をする集団もいます。その集団を「調査兵団」と呼び、主人公エレンも調査兵団に配属しています。

 

巨人に関してはほとんど情報がなく、個々の発想力が重要となるります。作中で、調査兵団ら、多くの団員や市民を犠牲にしながら少しずつ巨人を解明してはいますが、それでもまだまだわからないことだらけです。そんな中、調査兵団は命を賭して戦います。

 

常に情報不足の世界においては、判断を誰かに託してしまいたいと思うのが普通です。人の命を背負うなら、別格でしょう。しかし、調査兵団は、「判断を託す」ことも、「自分の選択」と読み手に教えてくれます。調査兵団兵長リヴァイは、エレンにこう言います。

 

 

f:id:bf84st:20171006190207p:image

「何が正しいかなんて、後にしかわからない。他人を信じるのか、自分を信じるのかも。だから、せめて今、少しでもお前が後悔しない選択をしろ」

 

 

他人に任せる、頼るということは、一見、他人へ責任を譲渡することと思われがちですが、「任せる」ということは、自分の選択で、任せた責任は自分にある、ということなのです。

 

今の時代、IT技術が世界を巡り、たくさんの情報も流れています。誰が、iPhoneの登場を予測できたでしょうか。iPhoneの登場で、世の携帯電話は大きな打撃を受けました。今で言うなら、AIです。AIによって、人間の仕事はなくなる、などと言われています。ここで、この未知の領域を巨人に置き換えてみてください。

 

AIによってあなたの仕事は、なくならないと言われてるかもしれない。しかし、そんなことはわからないのです。常に情報不足です。会社が守ってくれる保証もありません。だからこそ、自分は常に「今の環境」を選択をしているという感覚を持つこと。そして、過去の選択の結果が今であり、その責任が自分にあるという感覚、即ち、「自立」が大切なのです。「進撃の巨人」には、人々が自分で選ぶことの大切さを、このシーンだけでなく多くのシーンで見せてくれます。

 

 僕は「進撃の巨人」から「自立」を学びましたが、皆さんは違うものを学んでいるかもしれません。また、他の作品から様々なものを学んでいるかもしれません。今までこのような視点で漫画を読んでいなかったという方は、ぜひ、漫画の中で、自分だったらどうするか。今の自分の状況と置き換えるなら何を物語から学べるか。を考えて読んでみてください。きっと、もっとその漫画を好きになるかと思います。