気づきのすゝめ

書評中心に趣味など語ります

即戦力になる考え方ー2

論理的思考とは、「筋道を立てて考えること」、とか、「物事を分解して本質を突く考え方」、などと言われます。確かにそうですが、これは、後に話そうと思う、各種フレームワーク(ピラミッドストラクチャー、ロジックツリー)を日本語に直しただけで、それこそ本質を突いていないと僕は考えます。

僕の中で論理的思考とは、「5W1H」を駆使する力かと思います。

前回、就職してから必要になる力は、論理的思考を使った問題解決力など、と述べました。企業とは、そもそも社会に存在する問題を解決するための団体のため、会社での仕事とは問題解決の連続です。

その問題を前にして、細かく分解する、筋道を建てるという言葉は、辞書的であり、実践的ではないと感じます。実際にこの2つを実践してみようと思うと、分解が目的になってしまい、感度の良い分析ができないのではないかと思います。

では、自分は、その問題解決に使う論理的思考をどのように定義するのだろう?と考えたとき、論理的思考とは、物事に対して5W1Hを投げかけ続けることでは?という結論に至りました。

次回
Yuto流5W1Hの投げかけ続け方

即戦力になる考え方ー1

はじめまして。
平成の福沢諭吉、といつかは名乗りたい、Yutoです。

尊敬する人物は、もちろん福沢諭吉です。
彼の言葉の中で有名な一節、
「天は人の上に人をつくらず」という言葉があることはご存知かと思います。

が、しかし。この引用、非常に謎(?)に満ちたいたずらです。

「天は人の上に人をつくらず、と言えども…」というように、クイズ番組よろしく、後の節を解いてます。


実は、この学問のすすめ福沢諭吉が本当に言いたかったことは、人は皆平等ということではありません。(NHK「100分de名著」ブックス 福沢諭吉 学問のすゝめ https://www.amazon.co.jp/dp/414081523X/ref=cm_sw_r_cp_api_GCoUzb1V1FHNM

人が社会から得るものは、その人の学びの多さに依るものだ。富んだ人は、それまでの学びが多いということです。これが、諭吉さんが読者に伝えたいことなのです。

さて、では今の世の中、その学びに値するものは、一体どこにあるのでしょう?学校で学ぶ、数学などでしょうか?数学力は、確かに習熟すれば婉曲的には役にたつでしょう。

ですが、並みの勉強量では、社会で役にたつほどの力には昇華できません。

実際に即戦力として役立つのは、論理的思考(これは、数学の習熟度と関係が強い)に基づくマーケティング力、問題解決力、コミュニケーション能力などでしょう。

では、どのように、学生時代からその即戦力を育めばいいのでしょう?
僕は、その解決に乗り出そうと考えているわけです。