気づきのすゝめ

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鋼メンタル養成!「嫌われる勇気」ダイジェストー2

こんにちは、平成の福沢諭吉になりたい、Yutoです。

 

前回に引き続き、20分でわかる「嫌われる勇気」内容編を記します。

 

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「嫌われる勇気」では、人生をシンプルにし、幸せになるためには、大きく分けて2つの概念を理解し、能力を育む必要があると説いています。

 

 

1つ目が、「課題の分離」です。今回の内容は、この「課題の分離」に関してです。
言葉通り、自分と他者との課題を切り分ける、ということです。自分は自分。他人は他人。


では、何が自分の課題で、何が他者の課題なのでしょうか。

 

アドラー(文中では哲人)は、その課題の責任を、誰が最終的に背負うのかということが、課題を分ける際の指針だと言っています。

例えば、勉強をしない子供と、それを叱る親がいるとします。この場合、課題は「勉強しない」ということです。この「勉強しない」ことの結果を最終的に受け止めるのは、当然「子供」であって、「親」ではありません。よって、親が子供の課題にあれこれ言うのはおかしい、ということですし、「勉強する、しない」は子供が選択するべきである、という考え方です。親は何もしなくていいかというと、それは違って、親はあくまで「長く生きてきた上でわかる、勉強するメリット、デメリットを伝える」ことくらいがちょうどいいということですね。

 

 

自分の人生をシンプルにし、豊かにするためには、課題を分離する必要がある。嫌われることもあるでしょう。しかし、嫌われたくないくせに、人生をシンプルにしたい、幸せになりたい、というのは、筋が通らない。ということです。

 

こういう疑問を持たれる方がみえるかもしれません。自由って、自分勝手ってこと?と。
「課題の分離」だけでは、そうみえるかもしれません。しかし、もう一つの概念、「共同体感覚」が、そこを補完し、シンプルで幸福な人生を歩む鍵になってくれるのです。

 

次回では、「共同体感覚」に関して述べます。